神聖ローマ帝国　1792 レゲンスブルク ターレル銀貨 AU-55

●本品は、1792年に発行された大型銀貨で、都市レゲンスブルクの景観と、即位したばかりの神聖ローマ皇帝フランツ2世の肖像を、見事な細密彫刻で描いた逸品です。

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●表面には、西側から都市レゲンスブルクの象徴である石橋と、そこから昇る太陽の光景が描かれています。裏面には、月桂冠を戴いたフランツ2世の右向き肖像が刻まれています。

1633年、三十年戦争の際に橋の一部が爆破され、その後約150年間、仮設の木製跳ね橋によって代用されてきました。1790〜1791年に恒久的な修復が行われたことを記念し、さらに1792年が新皇帝フランツ2世の即位年であったことから、この銀貨は橋の修復と皇帝即位の二つの出来事を記念する特別な一枚となっています。

そしてこの橋はドイツ最古の石造アーチ橋であり2006年には旧市街とともにユネスコ世界遺産に登録されました！

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●レーゲンスブルクの発行記録によれば、1792年の本コインの発行枚数はわずか175枚。現在までサバイバルしてるコインを考えると、その希少性は極めて高いと言えるでしょう。

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●本品は、レーゲンスブルクの歴史を語るうえで欠かせない意義を持つ記念貨です。世界中のコレクターが手放すことをためらう希少なコインであり、この保存状態の個体に出会える機会は極めて限られています。

ぜひお手元で、当時の歴史と情景を感じながら、その価値をご体感ください。

↑都市レゲンスブルクの石橋を西側から見た図